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社内で年末の挨拶をするタイミングや挨拶構成・例文を紹介

社内で年末の挨拶をするタイミングや挨拶構成・例文を紹介

社内の方に年末の挨拶をしたいけど、どんなタイミングでどのような挨拶をすればいいのかな。と悩んでいませんか?
今回は年末の挨拶のタイミングや挨拶の基本構成の解説と具体的な挨拶例文を紹介しています。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 社内向けの年末のあいさつの例文を知りたい人
  • 社内向けの年末のあいさつの構成を知りたい人

年末の挨拶は1年間お世話になった方々に感謝を伝えるために行います。挨拶をすることで良い人間関係を築くことも可能です。

この記事を読めば、好印象を与える年末の挨拶ができ、あなたの仕事の助けになりますよ。

それでは、どうぞ。

社内で年末(仕事納め)の挨拶をする意味とは

社内で年末(仕事納め)の挨拶をする意味とは

年末の挨拶は社内コミュニケーションに重要な意味を持ちます。

まず、1年の感謝の意を表す機会として、同僚や上司に感謝の気持ちを伝えることができます。これは協力関係を強化し、チームの結束力を高めます。

また、「来年もよろしくお願いします」と来年の抱負や目標を共有することで、新たな年のスタートを切りやすくし、共通の目標に向かって協力する意欲を醸成します

さらに、挨拶を通じてコミュニケーションの円滑化や相互理解を深め、人間関係の軋轢(あつれき)を未然に防ぐ役割も果たします。
よって年末の挨拶は、組織内の協力と調和を促進し、職場環境を良好に保つ重要な慣習なのです。

社内で年末の挨拶をするタイミング

社内で年末の挨拶をするタイミングはいつがよいでしょうか。挨拶をするタイミングを解説します。

手紙・ハガキで挨拶をする場合

遠隔地の相手に手紙やハガキで年末の挨拶をする場合は、手元に届くまで時間がかかることと、届いてもすぐに読まれないことも考慮し、最終営業日の3日前までには届くようにします。

メールで挨拶をする場合

メールで挨拶をする場合は、最終出勤日の午前中に送信し、その日に読んでもらえるようにします。

対面で挨拶をする場合

社長や上司に対面で挨拶をする場合は、仕事納めの最終営業日に挨拶をします。最終営業日よりも早めに休みを取得するときには、年末最後の出勤日に挨拶をしましょう。

【社内】年末(仕事納め)の挨拶例文

社内向けの年末の挨拶例文を紹介します。

年末の挨拶の基本構成

まず年末の挨拶の基本的な構成を解説します。

1年間の感謝を伝える

社内の方に年末の挨拶をするときは、「1年間お世話になったことの感謝の気持ち」を先に伝えます。

今年お世話になったエピソードの感謝

次に具体的にどんなことでお世話になり、感謝しているのかエピソードを添えて伝えます。エピソードはなるべく簡潔に。長くなりすぎないようにしましょう。

来年も引き続きお付き合いをお願いする言葉

来年も引き続き、良好な関係を気づいていきたいという言葉を入れます。「来年も頑張ります」という意気込みを挨拶に加えるのもおすすめです。

上司への挨拶例文

例文

○○部長、今お時間よろしいでしょうか。
今年1年たいへんお世話になりました。
○○プロジェクトでは○○部長のご指導のおかげで無事にプロジェクトを軌道に乗せることができたいへん感謝しております。

来年も全力で頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお迎えください。

失礼いたします。

部下への挨拶例文

例文

○○さん、今、少し時間よろしいですか。
今年一年○○さんにお世話になりました。
○○プロジェクトでは率先して業務に取り組んでいただき、とても助かりました。

年末年始はゆっくりと過ごして英気を養い、来年もぜひいろんな活動を一緒に進めていきましょう。
良いお年をお迎えください。

【社内】仕事納めのスピーチ(訓示)の構成

【社内】仕事納めのスピーチ(訓示)の構成

最終営業日の仕事納めの日に、納会を行う会社もあります。納会では社長や上位役職者が仕事納めのスピーチを行うことも多いでしょう。次に仕事納めのスピーチの基本構成を解説します。

1年間の感謝の言葉を伝える

まずは1年間を無事に納められたことに感謝の気持ちを伝えます。

1年間を簡単に振り返る

今年1年間の会社の振り返りをします。たいへんだったことや、思い出深いエピソードなどがあれば、そのことについて語り、感謝の気持ちを伝えます。

来年の目標や抱負を語る

来年の目標や抱負を語り、明るい未来を社員に感じさせるようにしましょう。

ねぎらいの言葉

年末年始はゆっくりと休むように伝え、「1年間お疲れさまでした」とねぎらいのことばをかけます。最後は「よいお年をお迎えください」で締めてもよいでしょう。

【社内】仕事納めのスピーチ(訓示)の例文

例文

本日は、年末のとても多忙な時ではありますが、お集まりくださりありがとうございます。
仕事納めにあたって、一言ごあいさついたします。

皆さんの頑張りのおかげで、無事に仕事納めの日を迎えることができました。
各部門の皆さま、本当にご苦労さまでございました。
今年は、(一年間の振り返りのコメントを語る) でした。これもひとえに、それぞれの役目を果たしていただき、仕事に邁進してくれた皆さんのおかげであり、私はたいへん誇りに思っております。

年明けからも、幸先良いスタートを切り、元気に頑張ってまいりましょう。
年末年始は休養を十分にとり、体調管理にはお気をつけください。

それでは皆さん、よいお年をお迎えください。

喪中時は仕事納めの挨拶はどうする?

喪中時は仕事納めの挨拶はどうする?

自分が喪中であったり、喪中の方に仕事納めの挨拶をどのようにするればよいか迷いますが、「良いお年を」という挨拶をしてもマナー違反ではありません

「良いお年を」は「良いお年をお迎えください」を短縮したものです。「良いお年をお迎えください」は、12月下旬に別れ際にする挨拶で、「良い年の始まりを迎えるのを願っています」という意味ですので、喪中の方に挨拶をしても失礼にはあたりません。

まとめ

今回は年末(仕事納め)に社内の方に挨拶をする方法や、例文を紹介しました。

挨拶をするタイミングは対面やメールで挨拶をする場合は最終営業日に挨拶をします。手紙やはがきの場合は、手に取ってもらうまで時間がかかる場合があるので、最終営業日の3日前には届くように送りましょう。

挨拶をするときにはまず1年間お世話になったことに対する感謝の気持ちを伝えます。来年もまた引き続きよろしくお願いしますということばと、結びに「良いお年をお迎えください」と挨拶をしましょう。

年末の挨拶は普段、話す機会がない方と話す機会を作る良いきっかけ作りです。人間関係を築くために積極的に年末の挨拶をしてみましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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