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失敗しない「開会の挨拶」をするための注意するポイントと例文

失敗しない「開会の挨拶」をするための注意するポイントと例文

開会の挨拶をすることになったけど、どうやって挨拶をすればよいか不安に感じていませんか?今回は開会の挨拶の行ううえで注意すべき4つのポイントや挨拶の構成について解説をし、シーンに合わせた例文も多数紹介しています。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 開会の挨拶の例文が知りたい人
  • 開会の挨拶の注意点が知りたい人
  • 開会の挨拶の構成について知りたい人

開会の挨拶は会のスタートを知らせる大切な挨拶です。この記事を読めば、ポイントや例文がよくわかり、失敗しない開会の挨拶ができます。

それではどうぞ。

開会の挨拶はだれが行う?

開会の挨拶はだれが行う?

歓迎会のような宴会では、開会の挨拶は、幹事役や司会進行役が簡単に行います。イベントでは、開会の挨拶のあとに主催者の挨拶を入れることもあります。

主催者の挨拶は一般的に最も立場が上の人が行います。会社のイベントの場合は主催者の挨拶は会社の代表者である社長です。しかし、式典の中盤や最後に社長がスピーチをするのであれば社長に代わる代表者にお願いをしましょう。

開会の挨拶で注意する4つのポイント

開会の挨拶で注意する4つのポイント

開会の挨拶で注意するべき4つのポイントについて解説をします。

笑顔で話す

挨拶で重要なことは「笑顔」です。緊張して顔がこわばっていると出席者にも緊張が伝わり、会場の雰囲気に影響してしまいます。最初の挨拶は和やかな雰囲気を出すために非常に重要です。笑顔で話すことを意識しましょう。

ゆっくりと明るく大きな声で

挨拶は「ゆっくり」と「明るく」「大きな声」で行います。和やかな雰囲気を出すために笑顔と一緒に意識することで印象が良い挨拶ができます。緊張すると早口になってしまうので、ゆっくりすぎるかな?と思うくらいがちょうどよいスピードです。

感謝の言葉で始める

開会の挨拶は「来場(出席)してくださったことに感謝の気持ち」を伝えるようにします。来場者(出席者)は感謝の言葉を聞くことで、イベントへの前向きな気持ちになり、会場の空気が盛り上がります。

目線はゆっくり会場全体を見渡す

会場全体にゆっくりと目を配るようにして挨拶をするようにします。緊張してしまうと目線が原稿や正面の1点に集中してしまいます。来場者全員に語りかけているため、全体に目を配ることが大切です。

開会の挨拶の構成

開会の挨拶の内容をどのようにするか、構成について解説をします。

感謝の言葉を伝える

まずは最初に参加していただいたことへの感謝の気持ちを伝えます

感謝の言葉を述べることは参加者やゲストに対する尊重の表れです。感謝の言葉を伝えることで、参加者は歓迎され、重要であると感じ、主催者と参加者との距離が近づきます。感謝の言葉は協力と協力関係を強化します。主催者やスピーカーが参加者や協力者に感謝の意を示すことで、協力の意欲が高まり、イベントの成功に向けた協力が円滑に進みます。

さらに、感謝の言葉を述べることでポジティブな雰囲気を醸成し、参加者のモチベーションを高めます。感謝の言葉は、単なる形式的な儀礼ではなく、温かさと共感を伴うものであるため、イベント全体に良い印象を与え、参加者の協力と参加意欲を促進します。

つまり、感謝の言葉は開会の挨拶の重要な要素であり、参加者との良好な関係の構築、協力の促進、そしてポジティブな雰囲気の醸成に寄与します。

簡単な自己紹介をする

開会の挨拶では、自分の名前や部署名など自己紹介を簡単に行います。自己紹介は簡単にサラッと行い進めていきます。

イベントの目的を伝える

続いて、イベントの目的を要約し概要を伝えます。参加者が本日どんな会なのかを認識できます。

参加のメリットを伝える

イベントに参加することでどのようなメリットがあるのかを伝えましょう。メリットを伝えることで、参加者の気持ちをイベントに引き込む効果があります。こちらもダラダラと長い説明をするのではなく、簡潔に説明をします。

イベントの流れを伝える

イベントの流れを伝えることで、参加者は自分が集中して聞きたいことが、いつ行われるのかを意識することができます。参加者への配慮ですので、丁寧に行います。

締めの挨拶

最後は締めの挨拶を行います。開会の挨拶で行うものなので、簡潔な内容にしましょう。

開会の挨拶(辞)の例文

開会の挨拶(辞)の例文

開会の挨拶の例文をシーン別に分けて紹介をします。

簡単な開会の挨拶例文

例文

みなさま、こんにちは。本日は(イベント名)にお越しいただき誠にありがとうございます。
ご参加いただいたみなさまにはスタッフ共々大きな感謝と、みなさまとともに開催できることに大きな喜びを感じております。

イベント開催させていただいた(氏名)です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
当イベントは、日頃から弊社業務にご協力いただいている皆さまの○○を目的としております。メインテーマは○○や○○となっております。

みなさまには○○についてより知識を深めていただくことで、これからの○○に確実に役立てていただける内容となっています。
当イベントは○○から始まり、○○、○○、○○という流れで進行させていただきます。
短い時間ではございますが、当イベントが皆様にとりまして有意義な時間となりますことを願っております。
以上をもちまして開会の挨拶にかえさせて頂きます。

自治総会の開会の挨拶例文

例文

本日は大変お忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
わたくし、今年度の自治会長を務めます、○○○○号室の(氏名)と申します。

本年も自治会総会を開催する運びとなりました。
これも日ごろからの皆様の○○マンションの自治活動に対する並々ならぬご理解とご協力に心より感謝を申し上げます。

役員の皆様、一年間にわたってのご活動、大変お疲れ様でした。総会が終わりましたら、新しく役員となられる方々への引き継ぎを、どうぞよろしくお願いいたします。
1年間、ゆきとどかない点もあるかとは思いますが一生懸命つとめさせていただきます。

それでは、令和○○年度の自治総会を開催いたします。よろしくお願いいたします。

PAT総会の開会の挨拶例文

例文

みなさま、本日はお忙しい中、令和○○年度○○学校PTA総会にご出席くださいまして、誠にありがとうございます。

本年度のPTA会長を務めさせていただくことになりました(氏名)です。この度、会長という大役を仰せつかり、責任の重さを感じております。

不慣れな点が多くご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、他のPTA役員の方や、先生方、保護者のみなさまのお力をお借りしながら1年間の職責を果たしたいと思います。

これから一年間、どうぞよろしくお願いいたします。

会議の開会の挨拶例文

例文

それでは定刻になりましたので、○○についての会議を開始したいと思います。

本日は○○についての会議にご参加いただき誠にありがとうございます。
司会進行をさせていただきます、○○部の(氏名)です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
当会議は、○○についての議論を行いたいと思います。本日のメインテーマは○○となっております。ゴールは○○としています。みなさまからの活発なご意見をお願いいたします。

会議の流れはお手元にあります資料に記載をしております。全体で○○分間と短い時間ではございますが、お付き合いどうぞよろしくお願いいたします。

敬老会の開会の挨拶例文

例文

みなさま、本日は素晴らしい機会に恵まれ、敬老会にお越しいただき、誠にありがとうございます。
虫の声も聞こえるようになり過ごしやすい気持ちの良い日が増えてまいりました。年月を経て、みなさまが積み重ねてこられた豊かな人生経験と知識に、心から敬意を表します。

この敬老会は、みなさまの業績をたたえ、共に過ごす素晴らしいひとときを持つ機会です。みなさまのお話を聞き、お教えいただくことは、若い世代にとって大いなる学びとなります。

今日のイベントでは、楽しい時間を過ごし、新たな友達との出会いを楽しむことができるでしょう。そして、みなさまがこれからも元気で幸福な日々を過ごすことを祈念しまして、開会の挨拶とさせていただきます。

研修会の開会の挨拶例文

例文

みなさま、こんにちは。本日は(イベント名)にお越しいただき誠にありがとうございます。
ご参加いただいたみなさまにはスタッフ共々大きな感謝と、みなさまとともに開催できることに大きな喜びを感じております。

今回の○○研修会を開催させていただいた(氏名)です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
当研修は、○○についての知識を深め、議論をし理解を深めることを目的としております。メインテーマは○○や○○となっております。
当研修の流れは4つのテーマに分けており、○○から始まり、○○、続いて○○、最後に○○となっております。
ぜひ活発な議論を行い、みなさまの今後の業務に役立つ会となることを願っております。

本日は短い時間ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

祝賀会の開会の挨拶例文

例文

本日はお忙しい中、私(氏名)の就任祝賀会にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。

心ばかりのお食事もご用意しております。おくつろぎいただき、楽しいひと時を過ごして頂ければと思っております。
このような日が迎えられましたのも、○○様をはじめ、こうしてお集まりいただきました皆様のおかげでございます。

(就任までのエピソードや今後の抱負を簡潔に語る)

誠に簡単ではございますが、お越しくださった皆様のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

入社式の開会の挨拶例文

入社式の開会の挨拶以外についても詳しく知りたい方は「新卒・迎える側の例文付き】入社式の挨拶の基本と注意点」に解説していますので、ぜひお読みください。

入社式の開会の挨拶について例文を紹介します。

例文

一同ご起立願います。只今より【令和○○年度 ○○株式会社 入社式】を開式いたします。

一同、礼。

セミナーの開会の挨拶例文

例文

みなさま、こんにちは。本日は○○セミナーにお越しいただき誠にありがとうございます。
ご参加いただいたみなさまにはスタッフ共々大きな感謝と、みなさまとともに開催できることに大きな喜びを感じております。

セミナーを開催させていただいた(氏名)です。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
当セミナーは、○○についての知識を深め、議論をし理解を深めることを目的としております。メインテーマは○○や○○となっております。
当研修の流れは4つのテーマに分けており、○○から始まり、○○、続いて○○、最後に○○となっております。
ぜひ活発な議論を行い、みなさまの今後の業務に役立つ会となることを願っております。

本日は短い時間ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

安全大会の開会の挨拶例文

例文

本日はお忙しい中、お集りいただきまして、誠にありがとうございます。
これより○○安全大会を開催しますことを、ここに宣言させていただきます。

今大会の安全スローガンは「○○○」です。

工事期間中は、常に安全第一を意識して作業を行ってください。

本大会を契機に、より一層危機感を持って、誰もが安全に働ける現場環境作りに努められますようお願い申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。

講演会の開会の挨拶例文

例文

みなさま、本日はお忙しい中、ご参加いただきまして誠にありがとうございます。
本日司会を務めさせていただきます○○株式会社○○部(氏名)と申します。

それではこれより○○講演会を始めさせていただきます。
講演会の開催にあたり、ご注意事項をお知らせいたします。
(注意事項の周知)

本講演の流れはお手元にあります、資料の○ページ目に記載しております。
本日は(テーマ)につきまして、皆様のさらなるご活躍につながる機会となるようお祈り申し上げます。

○○についてお話いただく(講師名)のご紹介をさせていただきます。
(講師のプロフィールを紹介)

皆様、どうぞ拍手でお出迎えください。
(講師登場)

それでは○○さん、どうぞよろしくお願いいたします。

表彰式の開会の挨拶例文

例文

定刻となりましたので、これより第○回 ○○株式会社の社内表彰式を開催します。

本日は表彰式にお集まりいただきありがとうございます。
本日司会を務めさせていただきますのは、○○部 (氏名)です。

ご承知のとおり本日の表彰式は、社内において特に功績を残した方を称える会であります。
表彰をお受けになるみなさまには、心からお祝い申し上げます。

それでは、短い時間ではございますがよろしくお願いいたします。

「開会の辞」の読み方と意味は

【開会の辞】の読み方は「かいかいのじ」です。かしこまった言い方になりますので、もう少しカジュアルないい方にしたい場合は「かいかいのことば」と言い換えてもよいでしょう。

意味は会議や式典などが始まるときに、主催者が述べる挨拶のことを指します。

開会の辞と開会の挨拶の違いは

開会の辞と開会の挨拶は、イベントや会議の開始時に行われるスピーチを指します。「開会の辞」はイベントの主要な情報を詳細に伝えるフォーマルなスピーチで、「開会の挨拶」は簡潔に歓迎の意を表すものです。

「辞」は主催者やその場の役職の高い人により行われ、「挨拶」は通常、簡単なあいさつで会場全体に向けられます。「辞」は重要な情報を伝え、「挨拶」はイベントの雰囲気を和ませる役割を果たします。どちらもイベントの成功に寄与しますが、内容とスタイルに違いがあります。

開会時の基本的な司会進行の方法

開会時の基本的な司会進行の方法

開会時の司会進行の一般的な進め方のテンプレを紹介します。会の内容に応じてアレンジしながら使ってみてください。

例文

みなさま、お忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。 本日、司会進行を務めさせていただきます、○○と申します。 みなさま、最後までどうぞ、よろしくお願い致します。

はじめに、主催者を代表いたしまして○○(主催者の名前)より、ご挨拶がございます。 よろしくお願いいたします。

まとめ

今回の記事は、開会の挨拶で注意するべき4つのポイントと開会の挨拶の構成について解説をしました。
またその構成に沿ったシーン別の開会の挨拶例文をたくさん紹介しました。

開会の挨拶は、参加いただいたことに感謝を伝えることから始めることで、主催者と参加者との距離を縮める役割を果たします。
開会の挨拶は最初の挨拶のため雰囲気作りで重要なものとなります。

開会の挨拶で注意する4つのポイント

  • 笑顔で話す
  • ゆっくりと明るく大きな声で
  • 感謝の言葉で始める
  • 目線はゆっくり会場全体を見渡す

という4つのポイントに気を付けながら行うようにすると印象の良いあいさつができます。
好印象の挨拶を行い会のスタートをしましょう。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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